そして「生」だけでなく「時間」めなかった知的直観を再生することで持続を認識可能なえただけのようにも見えるが、ベルクソンはカントが認 このように、持続を中心におくべルクソン哲学が、当 でには、かなりの時聞が必要だったのである。. ある。ベルクソンによれば,純 粋持続においては,前 後という順序すら認められない。な ぜなら,順 序とい う観念でさえ空間の表象を含むからである。『変化の知. この「持続」の両義性は,ベルクソン自身が「持続」 という定義上「概念」においてはとらえがたい存在を さまざまな例を用いながら説明し, 「空間」との関係を 述べてゆくなかでもあらわれる。この過程で, 「持続」 と「空間」、 「主競」と「客観」とt,lう2つの二分法の 関係がしばしば錯綜してゆくのである= まさにこの点 において、二元論にかかわる問題とともに,これまで 一致すると考えられてきた、この「持続」と「空間」、 「主観」と「客観」という2つの二分法が必ずしも完 全に一致するものではないことが明らかになり, 「持 続」についての異なった理解の手掛かりを得ることが できるのではなかろうか。しかし、このことは二元論 的枠組を単に無効にすることにはつながらないであろ う。つまり、 「持続」と「空間」といったような二項対 立的な諸概念への批判において、それらを構築する何. ベルクソンは一九一五年のヘフディング宛書簡において、「持続の直観」こそ、自らの 出発点でありつねに立ち戻ってきた「学説の中心そのもの」であると見なしている(Mél,. 過去を巻き込み、未来へと侵入しつつ自己を新たなものへと不断に創造する意識の持続としての時間は、予想不可能という性格を有する。常に新たなものを創造するからである。 〝日常的な〟時間は時間性の対概念であり、空間性として特徴づけられる。空間性とは、相互外在的並置性、断続性、等質性、計測性、不可侵入性である。生活していくことは、外的世界に意識を向け、自己を外在化することである。外的世界とは、空間的世界であり、物質の世界である。物質は、ベルクソンのいうように空間的世界をすべて兼ね備えているのである。. See full list on biz.
認知心理学を定義する─ベルクソン哲学の知覚理論とブルーナーの認知心理学を通し て」(山根秀介訳)、平井靖史他編、書肆心水、 年、159-174 頁を参照。 持続 ベルクソン 3 本論文では、ベルクソン哲学の根本概念である「純粋持続」(durée pure)について. 内容的には過去の全体的保存ともいえるが、刻一刻の質的変化を伴うことから過去の現在化であり、また新しい質の創造をも含意するから. See full list on hitopedia. Amazonでベルクソン, Bergson, Henri, 文郎, 中村の時間と自由 (岩波文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。ベルクソン, Bergson, Henri, 文郎, 中村作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。.
ベルクソンの「純粋持続」を解説してください ベルグソンは「時間と自由」という本で、私たちの時間表象には空間的なもの、たとえば長さとか、直線だとか、その種のものが混入しているといって批判し、時間から空間的なものを排除して行った結果、「流れ」を形而上学化した「純粋持続. 「持続」という概念はベルクソンをそうとう気にいらせたようで、のちには「純粋持続」という抽象度の高い概念にまで引き上げている。 こうして存在と時間が、意識と記憶が、それなりの関係をもつようになってきた。. ベルグソンの純粋持続、純粋記憶について分かりやすく教えてください。 ベルクソン全集二巻「物質と記憶」の第二章をよんでください。・・・・・。ジョークです。わかりやすくって^^;難しいでしょ。暗黙知といいましょうか、言葉にしようとすると海岸で手のひらにすくった砂のように. 「持続」という概念を提出する。ベルクソンは持続を次のように定義する。「全く純 粋な持続とは、私たちの自我が生きるままとなり、現在の状態と以前の状態の間に区 別を設けることをしない時に、私たちの意識の継起がとる形式のことである」(di,67)。.
純粋持続に身を置き直すという意味もよく分からないし、純粋持続と合一することが自由というのもあいまい。 典型的な「言葉で表現すると変質してしまうので私の前提に文句つけないでください」のパターン。. すなわち、ベルクソンは、実在を持続の流動とする立場から、心(記憶)と身体(物質)を「持続の緊張と弛緩の両極に位置するもの」として捉えた。そして、その双方が持続の律動を通じて相互にかかわりあうことを立証した。 コレージュ・ド・フランスへ. ベルクソンの哲学は、当時の若い世代や学会まで広く受け入れられ、ベルクソンブームが巻き起こりました。夏目漱石や西田幾多郎、小林秀雄など、日本の文学者や哲学者、思想家も愛読し、影響を受けました。 ベルクソンの神秘性を秘めた哲学は、その四つの主著に語りつくされているといわれますが、研究者でさえもそれらは極めて難解だと述べており、小林秀雄のベルクソン論も未完に終わっています。 ベルクソン哲学への入門として、ベルクソンの講演録やエッセイなどをまとめた『精神のエネルギー』『思考と動き』がおすすめです。ベルクソンの思想のキーワードである「持続」や「生への飛躍」がわかりやすく語られています。. ベルクソンは「純粋持続」のアイディアによって、世界の意味をダイナミックに掴みました。 物質にも精神にも他と関わろうとする性質を見いだし、さらにその関わりが一個の生命の深層で空間や時間を凝縮させた流れを生みだしている。. 新訳ベルクソン全集2 物質と記憶 身体と精神の関係についての試論 アンリ・ベルクソン 、 竹内信夫 | /10/30 5つ星のうち4. ベルクソンはこの問題について、「全く純粋な内的持続、つまり統一でも多性でもなく、 私たちのどのような枠にも入り込まない連続性」(PM4)と言い、「自我が多性であると. ベルクソンは「フランス唯心論」の頂点をなす身体論を展開しました。フランスでは、19世紀には定着していた実証科学的な考え方が次第に唯物論と合流し、ベルクソンの時代には一元論的な世界観に流れてゆきました。そのような中でベルクソンは、実証的形而上学の哲学を展開し、広義の唯心論であるフランス唯心論の立場で唯物論と戦いました。 フランス唯心論は、フランス・スピリチュアリズムとも言い換えられ、ベルクソンは心霊研究や神秘主義的思想に基づいた研究も行っていました。ベルクソンは、心霊現象や超常現象の科学的研究を行うイギリス心霊現象研究協会の会長も務めており、心霊研究や夢に関する著作もあります。. デジタル大辞泉 の解説 持続 ベルクソン [1859~1941] フランス の 哲学者 。 近代 の自然科学的・機械的思考方法を 克服 、内的 認識 持続 ベルクソン ・ 哲学 的 直観 の 優位 を説き、 生命 の 流動性 を重視する 生の哲学 を 主張 。1 1928年 ノーベル文学賞 受賞。.
ベルクソンは純粋持続を、諸単位の有機的な結合による質的一体化である、というように表現している。 粒子がゲル状になって一体化する場面を想像すれば何となく純粋持続のイメージに近いかもしれない。. 本稿では、セルティランジュ『アンリ・ベルクソンとともに―持続論・科学論・宗教論―』(Avec Henri Bergson, 94 )やシュバリエ『ベルクソンとの対話』(Entretiens avec Bergson, 959)と言っ. ベルクソンは、時間と空間の二元論を提示した。我々の意識の本質は不断の流れであり、純粋な時間性である。ベルクソンにとっての時間の定義は次のようなものである。 持続 ベルクソン 1. More 持続 ベルクソン videos. アンリ・ベルクソン(1859年~1941年)は、フランスの哲学者です。「生の哲学」の代表者とされ、20世紀から台頭する実存主義の先駆けともなりました。 「生の哲学」とは、19世紀後半から20世紀初めにかけてヨーロッパで展開された哲学の潮流で、合理主義や科学的思考を批判して、生の非合理的で根源的な姿を捉えようとする立場のことをいいます。ニーチェやショーペンハウアーから始まり、ベルクソンが代表とされます。 また、ベルクソンは、明快で美しい文章を書くことでも評価が高く、1927年にはノーベル文学賞を受賞するなど、文学者としても業績を残しています。. 「持続」の意味<ベルクソン「物質と記憶」を読む1> 【持続】②〘哲〙 〔フランス durée〕 ベルクソンの用語。�. 持続の一元論 「一つの持続か、それとも複数の持続か」と題された、続く『ベルクソニスム』 第4 章でもまた、そしてよりはっきりと、時間が存在へと読み替えられていく。 そこでは、ベルクソンが『持続と同時性』で語っている「一つの普遍的で物質的.
年頃からのコウセンさんがよく使うようになった言葉に、 「持続」 という言葉があります。 これは、哲学者の ベルクソン が追いかけた 『純粋持続』 という概念で出てくる「持続」のことを言っています。. 持続(じぞく、仏: durée )とは、一般に、長く保ち続けること、長く続いていることを意味する。 また、 ベルクソン 哲学の主要概念の一つであり、間断なき 意識の流れ を意味する。. 純粋持続 (じゅんすいじぞく) durée intérieure. 瞬間・同時性・持続 ベルクソンと行為的時間一 木 岡 伸 夫 ベルクソンの持続概念の内在批判をつうじて,行 為的時間に関するひとっの見取図を描いて みたい。行為とは何か。時間とは何か。これらの問題を考えるとき,行為と時間との関係が併 せて問題と. 記憶からベルクソン(Henri-Louis Bergson, 1859-1941)の持続に話が移り、ベルクソンに惚れている読者には無礼な議論をしてきた。かつてベルクソンの読者だった私にはその文学的な才能には脱帽しかないのだが、凡人故にか「持続」には不都合な点が目立つのである。それを文学的ではない仕方で. 本来の時間は、過去・現在・未来という時間の三契機は、それぞれ独立したものではなく、我々の意識が常にそうである現在は、過去と未来を自らのうちに巻き込む重層的な時間である。 2. 過去・現在・未来の融合体としての持続する時間は、意識の質的変容の遂行として持続する。意識の持続としての時間は、一瞬前の過去を巻き込むことによって、重層化していくわけであるが、しかし、過去と現在の量的拡大をもたらすのではなく、意識の質的変容、つまり、まったく新しい意識の自己創造という側面を持つ。われわれの意識の基底部においては同じ状態はありえない。 持続 ベルクソン 3.
持続とは、ベルクソンによれば、「いまこの瞬間」という意識の絶え間ない流れです。 持続とは切断できない意識の連続性. れゆえ、ベルクソンは「具体的自我とこの自我が遂行する行為との関係を自由」 (di, 165) と呼ぶ。このように持続が よりは、ベルクソンの持続において身体はポジティブな役割を果たしていると考えられないだろうか。. 持続として自分を貫き流れる生の躍動を直接に感じ、それを生きるということが、ベルクソンのいう「直観」にはこめられています。 つまり、「直観」というのは、文字通り、「直接に観る」、感覚器官を媒介せず、内側から観ずるということです。. 「持続」という、物理的な実在ではない不思議なものから世界を捉え直し、その結果として 実在論 と観念論の矛盾のない統合を目指すというのである。. 1859年、イギリス人の母と、ポーランド人の父の下、フランスのパリで生まれた。コンドルセ高等中学校に通い、西洋古典学から自然科学まで様々な学問を学び、優秀な成績を治め、19歳で高等師範学校へ入学した。1881年に教授資格国家試験に合格した。アンジェー高等中学校とクレルモン・フェラン大学で哲学を教えたが、やがてパリに戻り、いくつかの高等中学校で教えた後、高等師範学校に着任した。 1900年にはコレージュ・ド・フランスの教授職に任命される。1900年『笑い』、1907年『創造的進化』を出版し名声を得た。1914年、ローマ・カトリック協会によってベルクソンの反主知主義が反感をかい、ローマの聖務聖省に禁書目録に加えられた。1921年、健康上の理由でコレージュ・ド・フランスの教授を辞任し、1927年ノーベル文学賞を受賞する。第二次世界大戦の中で、占領下のパリで暮らしていたベルクソンはユダヤ人として登録を求められた。冬の寒い中での行列の中で、肺炎を患い、1941年1月4日に死去した。. 『時間と自由』(『意識に直接与えられたものについての試論』)、『物質と記憶』、『創造的進化』、『道徳と宗教の二源泉』はベルクソンの四大主著として知られています。 『物質と記憶』や『創造的進化』における哲学的主張について、自らが解説するのが『精神のエネルギー』『思考と動くもの』(『思考と動き』)です。ベルクソンの主著は難解ですが、この2冊はベルクソン入門書としてもわかりやすく書かれています。その他に、『笑い』という、おかしさによって引き起こされる笑いについての論文があります。 とくにおさえておきたい、第一、第二の主著と、ユニークな著書である『笑い』について概要を紹介します。. 1859年 フランスのパリに生まれる。 1878年 高等師範学校に入学する。 1881年 教授資格国家試験に合格。 1889年 『時間と自由』発表 1900年 『笑い』発表 1907年 『創造的進化』発表 1911年 バーミンガム大学、オックスフォード大学で講義を行う。 1914年 アカデミー・フランセーズ会員に選出。 1914年 ローマの聖務聖省に禁書目録に加えられた。 1919年 論文集『精神のエネルギー』 1921年 コレージュ・ド・フランスの教授を辞任。 1922年 『持続と同時性』 1927年 ノーベル文学賞 1941年 パリにて死去.
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